信州のとある高校に通う主人公、草薙 圭。高校１年生。
　森野 苺は彼のクラスメイトであり、学級委員長でもある。
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　クールで寡黙、一件無愛想にも見える彼女。
　しかし、その数少ない発言は、いずれも抜群のインパクトを持つ。
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　とても高校生には見えない、彼女の小さな体躯。
　そこには、誰にも言えない、大きな秘密があった。
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　激しい精神的衝撃を受けたとき、身体が仮死状態になってしまう
　奇病、『停滞』。圭はそれを、自分だけの病だと思っていたのだが…。
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　『停滞』によって、３年の間眠っていた、圭。彼の実年齢は１８歳。
　そして、彼女も。苺も同じ病の持ち主であったのだ…。
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　苺は圭の倍、６年間を眠っていた。寡黙な瞳の奥に隠された、誰にも
　言えない孤独感、寂寥感。それを癒してやれるのは、誰なのか。
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　でも、彼女には友達がいる。かけがえのない仲間がいる。
　少しづつ、扉は開き始めた。その先には、未来がある。
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　独りでは無理でも、共に進む人がいれば、どんな壁も越えていける。
　もう、停まっちゃいけない。一緒に、同じ時間を生きていくんだ。
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　彼らのクラスにやってきた、みずほ先生。時は動きだす。　
　さあ、踏み出そう。新たな一歩を。ゆっくりと、未来へ、加速していこう。
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